生理が遅れたら?

生理が遅れると、性行為の機会がある人であれば妊娠しているんじゃないかと心配になったり、 性行為の機会がない人であれば、『私の体は大丈夫なの?』 と心配になったりするでしょう。 今回は『生理の遅れ』をテーマに、生理が遅れる原因と、それぞれの対処法をお伝えします。

目次

~何日生理が遅れたら異常?~

 生理がぴったりと来ている人であれば、1日、2日遅れてしまうだけで心配になってしまうかもしれません。
でも実は月経は±6日以内であれば正常範囲なのです。人間の体は機械のように完全ではないため、ずれる事もあります。

~生理が遅れる原因~

  1. 妊娠
  2. ホルモンバランスの異常
  3. 子宮の異常

1. 妊娠

妊娠が成立すると、生理は来なくなります。
そもそも生理というのは、赤ちゃんのベッドになる子宮内膜が、妊娠成立しなければ剥がれ落ちて経血となって、腟から
排出される現象です。 
ですから妊娠すると、赤ちゃんのベッドをそのままフカフカに保つ必要があるから、当然のように生理が来ないのです。
性行為の機会がある人が生理が遅れている場合、まずは妊娠を考える必要があります。

2. ホルモンバランスの異常

性行為の機会がない人や、正しく妊娠反応検査を施行して陰性の人の場合、多くはホルモンバランスの異常で生理が遅れていると考えられます。

ホルモンバランスの異常といっても原因は様々です。

例えば急激なダイエットや極度のストレス、激しすぎる運動習慣もホルモンバランスが崩れる原因になります。

上記のように心身ともにストレスがかかると、体は『妊娠をしている場合ではない!』と危険信号を出すのです。
すると生殖機能は後回しになり、命を守る最低限の機能だけ残すようになるのです。

ある意味ダイエットで生理が止まるのは、人間の防衛機能なのです。

また閉経が近い更年期にもホルモンバランスが崩れて、生理が遅れたりする事も多いです。 

3か月生理がきていない場合には、その原因を検索したり、一度生理を起こす必要があるため、産婦人科を受診しましょう。

3. 子宮の異常

妊娠でもなく、ホルモン異常でもない場合には子宮の異常も考えられます。

生理がきちんと発来するためには脳、卵巣、子宮がきちんと機能しないと生理がこないのです。

例えば子宮頸部円錐切除術広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)を行った後に、子宮口が閉鎖してしまう事で、子宮内膜は剥がれて経血は出る状態にも関わらず、出口が閉鎖されている事で、子宮内に経血が溜まり、腟へ排出されず、強い下腹部痛を訴えることがあります。

また子宮内腔癒着(アッシャーマン症候群)といって子宮の中が何らかの原因で癒着してしまうと生理が来なくなってしまうこともあります。

 6日以内の変動であれば様子を見て、7日以上ずれるようなら、性行為の機会があるのであれば妊娠反応検査をしたり、その心配がないのであれば、月経不順として産婦人科を受診をするのがよいでしょう。

~生理が遅れたら~

まとめると、性行為の機会がある人であれば月経予定日から1週間経っているようであれば妊娠反応検査をしましょう。また、その機会が全くない人で、3か月生理がとまっている状態であれば産婦人科を受診しましょう。もちろん3か月待たなくても心配であればいつでも受診してくださいね。

何か病気が隠れているかもしれないので、ストレスかも?とかダイエットのせいかも?と自己判断せずに受診をした方がスムーズですし、病気があったときに早期発見になります。

気軽に産婦人科を受診してくださいね!

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